トップリーグ、MVPはサントリーのスミス、3冠はヤマハの五郎丸

2013年01月29日 18:10

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ジャパンラグビー トップリーグの「2012-2013 年間表彰式」が行われ、優勝したサントリーサンゴリアスをはじめ、個人賞としてMVP、得点王、ベストキッカー賞、ベストフィフティーンなどが発表された。

 ジャパンラグビー トップリーグの「2012-2013 年間表彰式」が行われた。

 優勝は2季連続3回目となるサントリーサンゴリアス、準優勝は東芝ブレイブルーパス、3位はパナソニック ワイルドナイツ、神戸製鋼コベルコスティーラーズが表彰された。また、フェアプレーチーム賞には福岡サニックスブルース、ベストファンサービス賞には神戸製鋼コベルコスティーラーズが選出されている。

 個人賞ではMVPにはサントリーサンゴリアスのジョージ・スミス選手、新人賞にはトヨタ自動車ヴェルブリッツの吉田康平選手、最多トライゲッターにはパナソニック ワイルドナイツの山田章仁選手が選ばれた。

 なかでも、ヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩選手は昨年度に引き続き、2季連続となる「得点王」「ベストキッカー賞」「ベストフィフティーン」を受賞。トップリーグ10年目にして、2季連続となる3冠王受賞は五郎丸選手が初となるという。「チームメイトが体を張ってくれたおかげでキックを蹴る機会が得られます。チームの仲間に感謝しています。また、ゴールキックのシーンはラグビー観戦が初めての人でも、わかりやすいプレー。子供たちが憧れるように、これからも頑張っていきたいと思います。」と五郎丸選手は語った。

 ジャパンラグビー トップリーグの今シーズンの総入場者数は362,068人(1開催平均入場者数4,960人)となった。この総入場者数は2008-2009シーズンの384,954人に次ぐジャパンラグビー トップリーグ歴代2位の記録となる。日本ラグビーフットボール協会並びにジャパンラグビー トップリーグでは、2019年に日本で開催される「ラグビーワールドカップ2019」を成功に導くためにも、国内の最高峰リーグに1人でも多くの関心を集め日本ラグビーを盛り上げようと、今シーズンの総入場者数40万人を目標に掲げてきた。

 日本ではサッカーや野球に比べ、ラグビー人口がまだまだ少ないのが現状だ。今回、40万人という目標には惜しくも届かなかったが、歴代2位の総入場者数を記録できたことは今後に大きな期待が持てるといえるだろう。「ラグビーワールドカップ2019」に向け、日本ラグビーの強化、そして若い世代へのさらなる普及に期待したい。(編集担当:宮園奈美)