電動歯ブラシの市場が2年間で、数量ベースで2.4倍に拡大した。GfKジャパンの調査で分かった。携帯性に優れた乾電池式電動ハブラシが外出先での利便性や化粧ポーチに入れても違和感のないデザインなどから支持され、市場拡大に大きく貢献しているとしている。
GfKジャパンによると電動歯ブラシ市場は2010年度が数量で前年比127.8%増、2011年度が同7.1%増となった。充電式の平均価格(2011年度、約8800円)に比べ約2500円と手ごろなことも電動歯ブラシが支持される要因になっている。
また、GfKジャパンでは「乾電池式によりデンタルケア市場の裾野が広がったことから充電式も数量ベースで、前年比2010年度15.3%増、2011年度7.5%増と2年連続プラス成長となった」とし「健康や身だしなみへの意識の高まりが、より付加価値の高い充電式への需要を喚起していると考えられる」と分析している。
また「水流を高速噴射し歯間を洗浄するジェット水流式製品や子供対象の製品もラインナップが拡充し徐々に販売を伸ばしている。今後は高齢者、男性といった特定層のニーズに応える製品が登場し、市場を活性化することが期待される」としている。(編集担当:森高龍二)