議員定数削減へ決意質す 野田党代表に 前原氏

2012年05月18日 11:00

 野田佳彦総理は社会保障と税の一体改革を審議する衆議院特別委員会で17日、民主党の前原誠司政調会長から「消費税を引き上げる前に、必ず国会議員の定数削減は実現するとの前提で党として(社会保障と税の一体改革の)議論を進めてきた経緯がある。議員定数削減への決意を」と質された。

 これに対し、野田総理は「2014年4月までに実現するには、幹事長レベルでの政治的判断を含んだ協議が必要になってくる。それを急ぐよう輿石東幹事長に(16日に)指示した」と述べ、民主党代表の立場で国会議員の定数削減実現に向けた積極的な働き掛けをしていくよう指示を出している旨を伝えた。

 前原政調会長は「党代表として、リーダーシップを発揮して頂きたい」と一層の取り組みを求めた。

 野田総理は国民に負担を求める前に政治改革を具現するよう求める声が国民の中に多くあることを認識している旨を語ったうえで、「一票の格差是正も、1日も早く解決しなければならない」とした。(編集担当:森高龍二)