東洋大学の松原聡教授は30日、「民主党の2030年代原発ゼロはJパワーの大間原発建設を認める限り、インチキ」と批判した。「原発ゼロを言っているのなら、建設中の原発工事は停止させるべき」としている。
松原氏は大間原発の運転開始は2015年以降で、廃炉まで40年を足し算すると2055年になる。逆に2030年代で止めると23、4年しか運転しないで廃炉になるとして、2030年代の原発ゼロと大間原発建設を認可した政府の対応の矛盾をとりあげ、「停止させないのなら、30年代廃炉は絶対に言ってはならない」と毅然とした姿勢を求めた。(編集担当:森高龍二)