レーダー照射 野田政権公表避けたは事実無根

2013年02月07日 22:15

 野田佳彦前総理は「中国レーダー照射事案が野田政権時代にもあったが、野田総理や岡田克也副総理らは日中関係を悪化させたくないとの判断で公表を避けた」とする一部マスコミ報道について、7日、「まったく事実無根で、極めて遺憾」とのコメントを発表した。

 野田前総理は「当時、そのような事実の報告を受けた事実はなく、防衛省もそうような事実はなかったことを認めている」と断言した。

 この日、衆議院予算委員会では民主党の原口一博元総務大臣が今回の中国海軍艦艇による東シナ海での海上自衛隊護衛艦へのレーダー照射(1月30日)事案が防衛大臣に報告された時期を質したのに対し、小野寺五典防衛大臣は「2月5日」と答え、防衛大臣や安倍晋三総理への情報伝達のあり方を問題視。早期の改善を求めた。(編集担当:森高龍二)