多額の備品が行方不明 追跡調査すべき

2013年02月08日 07:34

 自民党の河野太郎副幹事長は国立医薬品食品衛生研究所と国立保健医療科学院で7億6000万円相当の備品(341点)が、国立感染症研究所で約20億円分が行方不明になっていることについて、調査を尽くすべきと提起している。

 河野副幹事長は国立感染症研究所で行方不明になっているものの中には「遺伝子発現解析装置のように取得金額で7000万円を超える装置もあっり、遺伝子検出装置(1600万円)、バイオイメージアナライザー(1050万円)などなど」があるとし「こうした装置に関しては製造番号など、装置を特定できる番号などを調べ、メーカーにその装置がまだメンテナンスの対象になっているかどうか、どこでメンテナンスが行われているかなど、問い合わせをしたり、研究者の異動先の機関にこうした装置がないかどうかなど」追跡調査すべきとしている。

 河野副幹事長は「直轄の研究所がこの状況では、厚生労働省傘下の独立行政法人はどうなっているのか」と懸念する。行方不明の備品の行方の追跡調査とともに、税金が投入されていることへの認識が求められている。(編集担当:森高龍二)