前田国交相の対応 軽率のそしり免れず

2012年04月17日 11:00

 輿石東民主党幹事長は16日夕の記者会見で、前田武志国土交通大臣が岐阜県下呂市長選で敗れた元衆議院議員の支援を地元業界団体に依頼したとされる問題について記者団から聞かれ「何も知らずに署名をしてしまったということのようで、国会にきて、もう長い期間いるのに(国会議員を長く務めているのに)軽率だったと。だから軽率のそしりは免れないけども、それ以上でも、それ以下でもない」と語り、大臣を辞任する案件ではないとの認識を示した。

 そのうえで、「今の認識はそういうことなので、責任のとり方とか、あり方とか、そういうのは考えていない」と述べた。

 また、前田国交大臣に対し自発的な辞任を求める声や辞任しない場合には問責決議案の提出などの声も野党から出ていることに対し、輿石幹事長は「問責云々のことではないでしょ。公選法違反かどうかの話でしょ」。「本人が中身を知らずに名前を書いてしまったということですから」とあくまでも軽率の範囲の話との認識を示した。(編集担当:森高龍二)