パリ協定締結へ国会承認求めることを閣議で決定

2016年10月12日 07:07

 菅義偉官房長官は11日、地球温暖化対策の新たな国際的枠組みとなる気候変動に関する『パリ協定』締結へ国会承認を求める閣議決定をしたと発表した。来月、モロッコで開かれる気候変動に関する国際会議までに承認を得たい考え。

 菅官房長官は「昨年12月に国連気候変動枠組条約第21回締約国会議で採択された気候変動に関するパリ協定の締結につき、国会承認を求める閣議決定を本日行った」とし「パリ協定は全ての国が参加する公平で実効的な協定であり、我が国は11月4日にパリ協定が発効する運びとなったことを歓迎する」と述べた。

そのうえで「気候変動の脅威に対する国際社会の対応強化のために採択されたこの協定を、我が国としても迅速に締結し、この分野での国際的な取り組みに積極的に貢献してく」と語った。菅官房長官は「政府としては1日も早く国会での承認をいただくべく力を尽くす」とした。(編集担当:森高龍二)