2017年2月から国内販売を開始する新型「マツダCX-5」、国内生産開始

2016年11月30日 08:34

Mazda_CX-5

広島市南区のマツダ本社宇品第2工場の生産ラインを流れる新型「CX-5」

 マツダは、11月18日から27日まで開催されたロサンゼルスオートショーで展示した新型クロスオーバーSUV「CX-5」の生産を開始した。生産は広島市南区の同本社宇品第2工場で行なう。新型は2017年2月から日本国内で販売を開始し、以降、順次グローバルに導入展開する予定だという。

 先代に当たる旧「CX-5」は、同社新世代商品の第1弾として「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)Soul of Motion」を初めて全面的に採用し、2011年11月に初代の生産を開始した。

 2015年4月に同社の「アクセラ(海外名:Mazda3)」に次ぐ2番目の早さでグローバル累計生産100万台を達成し、これまでに約157万台を生産している。また、販売実績においても、グローバルで毎年前年実績を上回る成長を続け、マツダの年間販売台数の約4分の1を占める基幹モデルへ成長した。

 新型「CX-5」は、ドライバーだけでなく同乗者も含めた「全ての乗員を笑顔にするSUV」をキーワードに、マツダが一貫して追求する走る歓びのさらなる深化を目指して開発したという。現在「CX-5」を販売する世界約120の国と地域に導入する予定だ。

 パワートレーンは、ガソリンエンジン2種「SKYACTIV-G 2.0」と「SKYACTIV-G 2.5」、クリーンディーゼル「SKYACTIV-D 2.2」を市場ごとに適切なラインアップで展開する。いずれも力強くリニアな走行性能と優れた環境性能を実現しているとする。日本での販売においてメインユニットは先代を引き継ぐ恰好でクリーンディーゼル「SKYACTIV-D 2.2」が牽引することになりそう。

 新型CX-5には、車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ・ビークルダイナミクス)」の第1弾「G-Vectoring Control(G-ベクタリング・コントロール)」を搭載。人の感性に沿ったクルマづくりにより、ドライバーの意のままのパフォーマンスフィールと、高い静粛性や乗り心地など同乗者の快適性を両立する走行性能を実現しているという。(編集担当:吉田恒)