切削タイプの安っぽいアルミホイールを採用するモデルが多数派を占める昨今、鍛造のブラックメタリック17インチアルミの精悍な本格ホイールを採用する「マツダ・ロードスターRF」、本格派スポーツの雰囲気満載のモデルだ
マツダ・ロードスターRFがいよいよ日本国内発売となる。新型は、先代モデルで目指した「オープンカーの楽しさを身近に」という考え方を継承して、革新的なデザインで簡易に開閉できるルーフの採用など、リトラクタブルハードトップモデルとして「ロードスター」の美しい進化に挑戦したモデルだ。
マツダは、ようやくオープンスポーツ「マツダ・ロードスター」をベースに、電動格納式ルーフを採用したリトラクタブルハードトップモデル「マツダ・ロードスターRF」を、12月22日に発売するとした。
「ロードスターRF」はルーフから車両後端まで、なだらかに傾斜するラインが特徴的な「ファーストバック」スタイルを採用。印象的なルーフ後部の形状とルーフの開閉に応じて開閉するリアウインドウによる新しいオープンエア感覚を実現した。電動ルーフはスイッチ操作だけで開閉できる仕様へと進化。流れるような美しい開閉動作を備えるとともに、限られたスペースに効率良く収納する構造となり、ソフトトップモデルとほぼ同等のラゲッジルーム容量を確保している。
インテリアデザインは、精緻なつくり込みで上質さを感じられる空間を目指した。上級モデル「VS」にはオーバーン(赤褐色)の上質な「ナッパレザー」を採用し、落ち着きある洗練された印象もインテリアとなった。
走行性能は、スタイリングに見合った、しなやかで上質な走りを目指して、ソフトトップモデルより排気量の大きいガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」を採用した。MTモデル1100kg、ATモデルで1130kgの車重に対して、エンジンの最高出力は158ps(116kW)/6000rpm、最大トルク20.4kg.m(200Nm)/4600rpmを発揮する。トランスミッションは、ソフトトップと同じ6MTと6ATを組み合わせる。想像するだけで楽しそうで軽快な運動性能が期待できる。ソフトトップのヒラヒラ感を受け継いだハンドリング性能は健在なはずで、非常に楽しみな1台だ。
グレード構成は、シンプルな「S」、上位モデルの「VS」、6速MTだけのスポーツモデル「RS」となる。RSは、専用シートやBrembo社製ブレーキをメーカーセットオプションで採用した走りの楽しさを追及したモデルだ。
クローズ時は、特徴的な「ファーストバック」スタイル。ルーフから車両の最後端まで、ルーフラインがなだらかに傾斜していく形状「ファーストバック」スタイルにより、美しいシルエットを実現。オープン時は独自のリアルーフ形状とルーフの作動と連動して開放されるバックウインドーによる個性的なスタイルに加えて、新しいオープンエア感覚を創出する。
ルーフラインの美しさを際立てるピアノブラックルーフを、「VS」にメーカーセットオプションとして設定した。洗練されたブラックメタリック塗装の8本スポークデザインに高輝度塗装を施した17インチアルミホイールを採用して、個性的なデザインが際立つ、全6色のボディカラーをラインアップした。
価格は324.0万円から373.68万円となる。(編集担当:吉田恒)