メルセデス・ベンツ日本は、 同社のシティコンパクトカー「smart」のスポーティモデル「smart BRABUS Xclusive limited(fortwo/cabrio/forfourの3モデル)」、「smart BRABUS forfour Xclusive」を発表した。全国メルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークで注文受付を開始した。
なお、「smart BRABUS Xclusive limited(fortwo/cabrio/forfour)」は本日から2017年3月までの期間限定で注文を受け付け、「smart BRABUS forfour Xclusive」については2017年5月以降の発売となる。
搭載するエンジンはBRABUS専用のチューンが与えられ、900cc直列3気筒ターボエンジンの最高出力は、80kW(109ps)で普通のターボモデルに比べて+14kW(+19ps)、最大トルクは170Nmでターボモデルに比べて+35Nmを発生する。このスペックは、これまでのスマートモデルの中て最高となり、最高速はふたり乗りのfortwo/cabrioモデルが165km/h、 4人乗りのforfourモデルが180km/hに達する。
発進加速も目を見張る数値で、ふたり乗りのfortwo/cabrioは0-100km/h加速9.5秒(従来比1.8秒短縮)、forfourは10.5秒(従来比1.4秒短縮)を実現、サーキットなとのスポーツ走行時においても、動力性能に痛痒を感じない高いポテンシャルを持っている。
専用チューンはエンジンだけでは無い。ノーマルに対してシフトスピードをを最大40%向上させ、ギア比を改変したBRABUS専用6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT))を搭載。加えて、停止状態からの加速を最大化させる「レーススタート機能」を装備する。
当然だが足回りも強化している。サスペンションの硬さを20%上げ(従来のターボモデル比)、フロントアクスルに設定したアンチロールバーはロールを9%減少させる。専用のチューンのESPR(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)の採用で、スポーティなドライブフィールを獲得したという。
BRABUS専用ダイレクトステアリングシステムの採用もニュースだ、路面状態がダイレクトにドライバーに伝える専用チューニングを施した車速感応型の可変ギアレシオステアリングシステムを採用したことで、リターントルクを高め、より強くタイヤのグリップ感をドライバーに伝え、ステアリングフィールを高めている。
smart BRABUSの導入にあたって「tailor made」および「smart BRABUS tailor made」を同時に導入。 「tailor made」は、smart BRABUS(fortwo/cabrio/forfour)をベースにボディカラー、フロントグリルのカラーを自由にカスタマイズできる。Fortwoで96 通り、forfourで116通り、cabrioではソフトトップのカラーも選択でき、480通りの組み合わせが可能だ。
車両価格はふたり乗りの「smart BRABUS fortwo Xclusive limited」の297.0万円から、ふたり乗りオープンの「smart BRABUS cabrio Xclusive limited」の327.0万円まで。(編集担当:吉田恒)