カジュアルでお洒落、そしてスポーティでもある新型ルノー・トゥインゴ、日本上陸

2016年09月09日 17:37

RENAULT TWINGO III (B07) PHASE 1

新型トゥインゴ、エンジンを始動すると「ECOモード」はデフォルトでONとなる設定。東京の夏やワインディングを走るならシフトレバー前方のスイッチでキャンセルした方がいい。新型の価格は189.0万円、キャンバストップ車は10万円高

 先般、報告したルノーのコンパクトモデル、新型トゥインゴが9月15日から正式に発売となる。新型のデザインテイストは、かつての名車と言われた「ルノー5(サンク)」のエッセンスを取り入れたエクステリア&インテリアを持つ。

 新型は、これまでのFF(フロントエンジン前輪駆動)レイアウトからRR(リアエンジン後輪駆動)レイアウトに大きく転換。これは、ルノー日産チームとメルセデスが手を結んで新型車開発を進めた結果生まれた最初の結果が生んだ果実だ。つまり、新型トゥインゴは、メルセデスの「スマート」とプラットフォームを共用しているのだ。

 トゥインゴがリアに搭載するエンジンはルノー・ルーテシアZENに積むユニットと同じ、0.9リッター3気筒ターボエンジン。最高出力90ps/5500rpm、最大トルク135Nm/2500rpmを発生する。組み合わせるトランスミッションは、ルーテシアのマニュアルではなく、6速デュアルクラッチを採用した2ペダルのエフィシェントDC。

 発売に先駆けて都内で実施したミニ試乗会で新型に触った印象を報告する。運転席に乗り込むまえに新型を眺める。事前に知らされている全長×全幅×全高3620×1650×1545mmという小さなボディとは思えない存在感にまず驚く。運転席に腰をおろすとヒップポイントの高さが印象的で、視界の良さを実感。

 エンジンをスタートさせて、シフトセレクターで「D」を選ぶ。弱めのクリープから静かにアクセルを踏み込むと、意外に力強いスタートをみせる。フロントに重たいエンジンがない新型のステアリングは軽く、回頭性はいい。前後オーバーハングが短いため小回り性の高く、都内の狭い路地でも運転しやすい。

 首都高速の速い流れのなかで走らせてもパワー不足は感じない。むしろトルク感のある走りは素直に愉しい。もっと刺激的な加速感がほしいのなら、シフトレバーの前にあるスイッチで「ECOモード」をキャンセルする。このECOモードは、トランスミッションの変速タイミングやエアコンの出力などを細かく制御しているようで、低いギヤで強力な加速感が得られる。なお、エンジンをスタートさせると、デフォルトで「ECOモード」はONになる。箱根などのワインディングでスポーティなドライビングを愉しむなら、エンジン始動後に「ECOモード」キャンセルしよう。

 カジュアルでお洒落、そしてなかなかスポーティでもある新型トゥインゴ、4m未満のコンパクトに愉しい選択肢が登場した。来年、5速マニュアル車が追加されるもよう。(編集担当:吉田恒)