政府の情報発信力低下は必至 副大臣など辞任で

2012年04月05日 11:00

 藤村修官房長官は4日の持ち回り閣議で、さきに辞職願を出していた黄川田徹総務副大臣、森ゆうこ文部科学副大臣、牧義夫厚生労働副大臣、主濱了総務大臣政務官の辞職を同日付で認めた旨、発表した。

 藤村官房長官は本人に確認したうえで「辞意が固い」ことを理由にあげた。「早急に後任を決める」とした。4氏は消費税増税法案の閣議決定などに反対し、3月30日に辞職願を提出していた。

 藤村官房長官は「辞職理由には一身上の都合となっていた」として、それぞれの詳しい説明には「人事のことであるのであんまり明らかにすべきでない」とかわした。

 今回、主要な4人が政府の方針に反対して辞職しただけに、政府・民主の統率力の弱さを露呈した格好で、国民に対する政府の情報発信力の低下は必至だ。(編集担当:森高龍二)