山口那津男公明党代表は１日のNHK日曜討論で、消費税増税法案の審議入りについて「５月の連休あけでは遅すぎるのではないか」と語り「法案が出されているので、早く議論の場を設定すべき」と早期に審議入りできるよう政府・与党に対応を求めた。
また「社会保障の全体像を示すよう一貫して求めてきたが中身がはっきりしない。消費税増税先行法案だ」と政府・与党の対応を批判。特に、年金の抜本改革が示されなければ何を議論していくのかと問題を提起。消費税増税での低所得者への対応についても、給付つき税額控除制度やそれまでは簡易な給付を行うとしていることに対しても低所得者の認定方法や財源など議論すべき問題点の多いことも指摘した。
そのうえで、山口公明党代表は「社会保障と税の一体改革がなぜ必要なのか、なぜ、消費税増税が必要なのかを政府・与党はもっと説明していくべき」とするとともに「（与野党の）合意形成を図ることが政府のやるべきこと」とした。（編集担当：森高龍二）
