厚生労働省は16日、今春に高校を卒業する生徒の1月末時点での就職内定率をまとめた。それによると就職内定率は86.4%と、前年同期に比べ2.9ポイント改善した。
また、16万6000人の求職に対し、求人は20万1000人となり、求人倍率は1.21倍になっていた。
東日本大震災被災地の福島県での高校新卒就職内定率は88.7%で前年同期に比べ7.8ポイント改善。宮城県では88.1%と前年同期に比べ17.2ポイント改善し、前年同期での上昇幅としては調査開始以来の最大幅になった。また、岩手県では92.5%と前年同期に比べ2.8ポイント増加し、9割台になった。
また、地域別では福井県が95.7%で最も高い内定率を示し、逆に、沖縄県では53%と厳しい状況が続いていた。(編集担当:福角忠夫)