日本共産党の小池晃書記局長は26日のNHK番組で、大阪府豊中市の国有地払い下げを受けた大阪市の学校法人森友学園を巡る問題で、籠池泰典理事長の証人喚問での「何らかの政治的な力が働いたと思う」「神風が吹いた」「安倍晋三総理夫人から、安倍晋三からだとして園長室で100万円の寄付を頂いた」などの証言を行ったことを踏まえ「自民党、公明党は証人喚問で、政治家な関与が無かったことが明らかになった、と言われるが、どうしてあれで政治家の関与がなかったといえるのか、理解できない」と与党が「無かった」と主張する根拠に疑問を投げた。
小池書記局長は「(鑑定価格で)9億5600万円だった国有地が1億3400万円という破格で払い下げられた。これに安倍総理や妻が関与していたら国会議員も辞める。それだけの大問題だと真っ先に総理が言った。そして、民進党の福山哲郎幹事長代理が言われたように(昭恵夫人の秘書付きの方が籠池理事長側からの要請に応じて財務省に問い合わせをし、これに答えていた。また、昭恵夫人にその旨を報告していたことが明らかになった)新たな事実が出てきた。断言できないが、昭恵夫人が国有地払い下げに関与した可能性が出てきた」と指摘。
小池書記局長は「籠池理事長の証言が事実と違うというのであれば(昭恵夫人にも)証人喚問に出てきて、語ってもらうしかない」と証人喚問の必要を訴えた。(編集担当:森高龍二)