トヨタ・ハリアーがマイナーチェンジ。新たに2リッターターボ搭載車追加

2017年06月09日 07:18

Harrier_Turbo

新型ハリアーPROGRESS“Metal and Leather Package”、2リッター直噴ターボ搭載の2WD車、価格は438.048万円

 トヨタのミッドサイズSUV「ハリアー」がマイナーチェンジを受けた。現行車は2013年に発売した3代目で、4年ぶりの改良となる。現在のハリアーは、国内専用車として開発され、高級クロスオーバーSUVのパイオニアに対する高い期待に応えるべく、ハリアー独自のスタイリングに加え、パノラミックビューモニター(左右確認サポート付)やレーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)をはじめとする先進装備の積極的な採用など、高級感と先進性が高評価され、何度か月間売上で国内SUV販売トップに輝いた実績を持つ。

 ハリアーは、1997年に初代モデルが登場。「WILD BUT FORMAL」のキャッチコピーのもと、「高級クロスオーバーSUV」という新ジャンルを開拓した。2003年に発売した2代目は、プリクラッシュセーフティの世界初導入やハイブリッド車の導入など、初代が築いた「高級・先進・洗練」を基軸としたブランドを築きあげた。

 初代モデルの発売からまもなく20年を迎え、今回、マイナーチェンジを実施した。最大のポイントは、スポーティさを追求した滑らかで爽快な加速感を実現する2リッター4気筒直噴ターボエンジンを新採用だ。

 この「8AR-FTS型」直噴ターボエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーと可変角を拡大したDual VVT-i(吸気側VVT-iW)を組み合わせ、最適な燃焼効率を実現する直噴技術D-4STを採用することで、低回転域から強大なトルクを発生させ、滑らかで爽快な加速フィーリングを実現した。最高出力は231ps(170kW)/5200-5600rpm、最大トルクは35.7kg.m(350Nm)/1650-4000rpmを発生。

 組み合わせるトランスミッションは6速 Super ECTを搭載、マニュアル感覚のシフト操作が楽しめるシーケンシャルシフトマチックを採用した。素早い変速とスムーズな加速を実現する。

 内外装は、進化した都会的なエクステリアに加え、アルミヘアライン加飾を施したシフトパネルやプレミアムナッパ本革を採用したシート表皮など、「本物感」から「本物」を追求したインテリアを実現した。

 さらに、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」をはじめとする安全装備の充実を図るなど、細部にわたる改良を施している。(編集担当:吉田恒)