まさに総理の資質が問われている 蓮舫代表

2017年07月21日 08:16

 民進党の蓮舫代表は稲田朋美防衛大臣をめぐる問題が続出する中で、未だに稲田大臣を罷免せずに守っている安倍晋三総理の姿勢について、20日の記者会見で「まさに、総理が総理の資質を問われている問題だ」と強く任命責任を質した。

 蓮舫代表は「稲田大臣については、都議選で自民候補を応援する際、地位利用の応援演説をした段階で大臣の任にあらず、と我々(民進党)は言ったが、安倍総理は稲田大臣を守られた。今回、南スーダンPKO活動にあたった自衛隊の『日報』隠ぺいに稲田大臣が関わっていたとすれば大変な問題だ。防衛省側からいろいろな情報が漏えいしていることひとつをとっても、大臣ポストにおいてはいけない人だが、総理は守り続けている。まさに総理の資質が問われている」と断じた。

 稲田大臣は都議選自民候補応援では「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてお願い」と語り、約4時間後に、この発言を撤回した。今回の日報隠ぺいを巡っては、隠ぺいを了承していたとの疑惑がでている。稲田大臣はそうした事実はないと否定しているが、記者会見を開いて正式な場を設けて否定するなどはしていない。(編集担当:森高龍二)