稲田朋美防衛大臣は18日の記者会見で、マスコミなどの世論調査で安倍内閣の支持率が3割を切ったことに「いろいろなご批判があると思います。その上で、私はそういった批判にしっかり耳を傾け、今進めているところの安倍政権の政策というものについても、一つ一つ丁寧に進めて行くことが重要だと考えている」と語った。
加計学園獣医学部新設を巡り「総理のご意向」など総理の友人が理事長を務める「加計学園ありき」で国家戦略特区制度が活用されたのではないかとの疑惑についての質疑が重点になる総理出席の閉会中審査について、稲田防衛大臣は「国会での議論、これは国会がお決めになることでありますけれども、総理も仰っているように、一つ一つ丁寧に説明をしていくということが重要だと思います」と政府への信頼回復へ丁寧な説明をしていくことが重要とした。
自身が求められている南スーダンPKO活動での自衛隊の『日報』問題については、総理が来月上旬に予定する内閣改造までに公表できるのか、見通しを記者団に聞かれ「現在防衛監察本部が徹底的な調査を行っている。正確かつ公平な調査の実施の観点も重要と考えており、その点も踏まえて検討している」とこれまでの答弁を繰り返し、公表時期は明示できなかった。(編集担当:森高龍二)