日本共産党の志位和夫委員長は2017年版「防衛白書」について「不都合な真実は全て隠す、かつての『大本営発表』と同じだ」と、「2017年版防衛『隠蔽』白書」とツイッターで問題点を指摘した。
志位委員長は、南スーダンPKO活動に参加した自衛隊の日報問題について「記述なし」、日報に記載されていた『戦闘』は「発砲事案」と表現を変え、オスプレイの『墜落』は「不時着水」に。防衛大臣は、日報問題で隠ぺいに関わったのか、どうかがはっきりしないまま『稲田朋美』氏から「小野寺五典」氏になど、主な4点を指摘の上で「不都合な真実はすべて隠す」と問題視した。
そのうえで、志位委員長は「かつての『大本営発表』と同じだ」と指摘し「組織的隠蔽の体質に抜本的なメスを入れる必要があることを、自ら証明した『黒書』となりました」と批判した。
小野寺防衛大臣は今月10日の閉会中審査で、日報問題については2018年版防衛白書に記載すると答弁した。すでに印刷されてしまっていたためだと説明した。(編集担当:森高龍二)