インターネットやメディア、通信業界における急激な変化は、世界中の情報通信技術産業に新たな成長・発展をもたらせている。特にクラウドコンピューティングやスマートグリッド、ユビキタスラーニングなどの新たな技術分野においては、携帯端末やインターネットの普及が利用者の生活様式に変化をもたらしていることから、今後も更なる成長が期待されている。
そのような中、SBIホールディングスはこれまでも高い成長率が見込まれる新興諸国において現地有力パートナーと提携し、ITなどの成長産業を投資対象とするファンドを設立・運用してきた。そして今度はインド10大財閥グループのひとつであるマヒンドラグループ傘下で、国際的な事業展開を行うインドの大手総合ITサービスプロバイダーのMahindra Satyam(商号:Satyam Computer Services Limited)と、世界中の情報通信技術分野における有望な企業を投資対象とするファンドを共同設立することで基本合意したという。
なお、設立するファンドの出資約束金総額は50百万米ドルで、同社グループならびにマヒンドラサティヤムがそれぞれ50%ずつ出資する予定となっている。