日本共産党の志位和夫委員長は原子力規制委員会が13日、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)6号機、7号機の再稼働安全性審査に関連し、原発運転者として適格かどうかの審査をした結果、安全確保や福島第一原発廃炉に法的拘束力を持たせるため、保安規定にこうした内容を盛り込ませるなどの条件付きで適格性を了承したことに「原子力規制委員会が不適格だと告白した決定です」と厳しく断じた。
志位和夫委員長はツイッターで「東電に柏崎刈羽原発を運転する適格性あり」との文書を了承。原発大事故を起こし、収束も除染も賠償にも責任を負わず、処理費用を自力で賄うこともできず、免震重要棟の耐震性不足を隠し、反省のかけらもない東電が『適格』だと?」と規制委員会の判断は間違っているとの認識を書き込んだ。
そのうえで、こうした判断をする原子力規制委員会が「(規制委として)『不適格』ということを告白した決定です」と問題視した。(編集担当:森高龍二)