安住淳財務大臣は10日の衆議院予算委員会で為替レートについて「今の為替レートは日本の経済実態を反映させていない」との認識を示すとともに「必要であれば私の判断で単独介入する」とした。西村康稔議員(自民党)の質問に答えた。
西村議員は「(円高について、財務大臣は)納得行くまで介入すると言っていたが、納得したのか」と円が1ドル75円台だった際に大型介入し、その後78円台になってそうした動きがでていないことについて、考えを質した。
安住財務大臣は75円台について危機的状況だったとし、78円台になったことにより一定の介入効果があったとの認識を示した。また、今後に介入枠として69兆円があることも示した。(編集担当:福角忠夫)