日産、AUTECH、NISMOが、ともにオートサロン2018出展概要を発表

2017年12月25日 06:20

NISSAN GT-R NISMO

2018年型「GT-R」が最終型「GT-R」とも噂されるが、果たして……

 日産自動車と、同社の関連会社であるオーテックジャパン(AUTECH)、およびニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)は、カスタマイズカー・ショーである2018年1月12~1月14日に幕張メッセで開催される「東京オートサロン2018」への出展概要を発表した。

 今回の東京オートサロンでは、日産カスタマイズの柱の「グランドツーリング」のエッセンスを加えた「NISSAN LEAF」「NV350CARAVAN」「X-TRAIL」のコンセプトモデルに加え、「FAIRLADY Z Heritage Edition」やNISMOロードカー、新たにプレミアムスポーティーブランドとして投入する「AUTECH」のコンセプトモデルなど、幅広いラインナップを通して、日産の新しいカスタマイズの世界を提案するモデルを紹介する。

 さらに、GT500 MOTUL AUTECH GT-Rのレーシングカーの展示や、各種トークショーイベントなども予定する。

 なかでも、2017年9月のフルモデルチェンジで大きく進化した新型「日産リーフ」に「グランドツーリング」のエッセンスを加えた「LEAF Grand Touring Concept」を参考出品する。エクステリアは、ブラック&マットシルバーのツートンカラーを装い、オーバーフェンダーや大径ホイールなどを施したロー&ワイドなスタイリングを演出。インテリアは、ブラックの内装色にアクセントを加えて上質でスタイリッシュかつ洗練された空間を演出。週末に郊外などへのロングドライブで快適な、ツーリングカーに仕立てた。

 また、2018年モデルが最終型かもしれないと噂されるGT-Rも注目モデルだ。展示する「NISSAN GT-R NISMO」は、日産のモータースポーツを担っているNISMOのレーシングテクノロジーをフィードバックし、究極のハイパフォーマンスを実現するためにファクトリーチューンを施したNISMOロードカーシリーズのフラッグシップモデル。

 そのもっとも象徴的なチューニング個所は、GT-R の高性能の根源となる強固なボディ。2014年モデルのGT-R NISMOから採用されたボンディングボディは、製造時に通常のスポットに加え、構造用接着剤による補強を追加し剛性を高めた。600psを生み出す専用チューンのVR38DETT 型エンジンは、GT3 選手権で使用する高流量、大口径のターボを搭載した。また専用のカーボンファイバー製フロントバンパーは、カーボンファイバーシートを幾層にも重ねて精巧に作り上げることで理想的な強度を実現。カナード形状のデザインがもたらす空気の流れにより大きなダウンフォースを発生させ、超高速域での優れた安定性を実現したモデルとなった。

 スポーティなカスタマイズミニバン「セレナNISMO」は、NISMOの技術を注入したモデル。「セレナ」の大きな特徴である家族での使い勝手のよさや乗員の快適性を損なうことなく、「迫力のスタイリング」「爽快なドライビング」を実現した。エクステリアはNISMOらしい精悍なデザインで、優れた空力性能を実現。インテリアは随所にNISMOカラーのレッドアクセントをあしらい、ドライバーの気持ちが高揚するスポーティな演出とした。また、専用のボディ補強やサスペンションチューニングなどにより、気持ちのよいハンドリングを実現し、専用ECMやマフラーを採用し気持ちの良い加速フィーリングを得た。

 同イベントの日産ブース内には、グッズ販売のコーナーを設置し、「NISSAN」ブランド、「NISSAN GT-R」などの車種ブランド、「NISMO」ブランドのウェアやグッズ、限定ミニカー等の販売も実施する。(編集担当:吉田恒)