自民党の二階俊博幹事長は16日の記者会見で、安倍晋三総理が平昌五輪の開会式に出席できるよう国会日程などを調整する意向を示した。政治問題をオリンピックに持ち込まないうえでも評価されよう。
二階幹事長は「オリンピックも、国会も、大変重要な政治課題」としたうえで、国会対応も総理の平昌五輪開会式への出席も「両方、実現できるよう努力したい」とした。
安倍総理は「衆院選後の国会なのでしっかりと用意し(国会に)臨まなければならない」としたうえで、平昌五輪への出席については「国会日程を見ながら、よく考えていきたい」と15日に述べていた。これを受けての幹事長発言。
また、秋の自民党総裁選挙について、安倍総理が「閣内であろうがなかろうが、我こそはと思う人は手を挙げて頂きたい」と発言したことに、二階幹事長は「自信をもっている証拠で、結構ではないか」と述べた。
自民党総裁選挙に出馬の意向を示している野田聖子総務大臣は16日の記者会見で記者団から、総理発言について受け止めを聞かれ「特に、私の方から言及することではないと思う」と述べたうえで「しっかりと総裁選を進めていこうという御決意の表れなのかな」とだけ答えた。(編集担当:森高龍二)