政府は日本時間7日午前0時50分ごろに台湾東部で発生した地震に対する台湾当局による行方不明者捜索・救助活動を支援するため、8日、7人の専門家チームを現地に派遣した。
菅義偉官房長官は「震災発生後72時間以内の救助が極めて重要であり、専門家チームの活動が1人でも多くの救出につながるよう期待している」と同日の記者会見で期待を述べた。専門家チームは倒壊した瓦礫の上から生命反応を探査するための機材や機材を運用するスタッフ。
この地震では花蓮市内でホテルやビルの一部が崩れるなどし、260人以上の死傷者がでているものとみられている。
安倍晋三総理は「台湾東部において大きな地震が発生し、大きな被害が出ているとの報に接し、大変心を痛めています。亡くなられた方々への御冥福を心からお祈りするとともに、被害に遭われた方に対し、心からお見舞い申し上げます」とのお見舞いメッセージを送った。
そのうえで「東日本大震災の際に、古くからの友人である台湾の皆様から本当に心温まる支援を頂いたことを、今でも日本国民は良く覚えています。台湾の困難に際し、日本としては必要な支援を何でも行いたいと考えています。既に警察や消防などの専門家チームの派遣を行ったところであり、捜索・救助活動を全力で支援する考えです」と必要な支援を惜しまない考えを伝えている。(編集担当:森高龍二)