家計資産2286兆円を活かす。金融リテラシーが資産形成を左右

2026年03月14日 07:19

EN_0210_26

現預金比率が18年ぶり5割切る。週末の経済ニュース理解が資産形成の鍵に

今回のニュースのポイント

・家計の金融資産は2,286兆円、過去最高: 2025年9月末時点で、日本の家計が保有する金融資産は2,286兆円に達しました。依然として約49%が現預金ですが、株高や新NISAの普及を背景に、投資信託や株式へのシフトが着実に進んでいます。

・金融リテラシーの差が将来の資産額に直結: 2022年の金融リテラシー調査では、利息・インフレ・分散投資に関する基本的な3問すべてに正答した層は36%にとどまるとの結果が出ています。このリテラシーが高い層ほど、計画的な老後資金の準備を行っている傾向が顕著です。

・現預金比率が49.1%と18年ぶりに5割を割り込む: 日銀の2025年9月末時点の統計では、家計資産の現預金比率は49.1%となりました。株式・投資信託の合計が470兆円規模に膨らむなか、ニュースを生活や投資の判断材料として活用する能力の重要性が指摘されています。

 土曜日の朝、一週間の経済ニュースを振り返る時間は、情報の整理以上の意味を持つ時間だと指摘されています。日本の家計が保有する金融資産は2,286兆円と過去最高を更新しており、この膨大な資産の管理や、変動する世界市場への対応が、中長期的な家計の安定を左右する要因となっているためです。

 日銀の2025年9月末時点の統計では、家計資産の現預金比率は49.1%と、約18年ぶりに5割を下回りました。一方で、「2022年の金融リテラシー調査」によれば、利息・インフレ・分散投資に関する基本的な3問すべてに正答した層は36%にとどまるとの結果が出ています。日々の断片的なニュースを、自身の生活や投資、あるいは職務上の判断材料にまで落とし込めている層は、まだ限られているとみられます。

 経済の動向は、企業の投資判断や賃上げを通じて個人のキャリアに直結します。日本のGDPの約54%を占める民間消費や、約25%を占める企業の設備投資は、金利や為替、政策の動きに左右されます。家計における株式・投資信託の保有額が470兆円規模(前年比約20%増)まで拡大している現在、マーケットの動向を把握することの重要性は、現役世代においても増しています。

 ニュースを通じて「金利上昇が住宅ローンや勤務先の経営に与える影響」や「円安による生活コストと海外資産評価の変化」を検討する習慣は、資産形成のみならず、転職やスキルアップといったキャリアの意思決定においても指針となります。金融知識が高い層ほど、感情に左右されず計画的な資産形成を行う傾向があることが、多くの研究で示されています。

 「貯蓄から投資へ」の流れが本格化するなか、週末に「金利・為替・株価・政策」を振り返る習慣は、長期的な資産形成とキャリア設計を支える土台となります。膨大な家計資産をいかに活用するか。その成否は、ニュースを客観的に分析し、自身の状況へ反映させる継続的な取り組みから生まれると考えられます。(編集担当:エコノミックニュース編集部)