北朝鮮対応『過去の教訓踏まえた対応必要』防相

2018年03月08日 06:23

小野寺五典防衛大臣は北朝鮮対応について7日までに「対応に当たっては、北朝鮮との過去の対話が非核化につながらなかったという教訓を十分に踏まえて対応しなければならないと思っている」と慎重に対応していく必要を語った。

 小野寺大臣は「北朝鮮が、完全で、検証可能な、不可逆的な方法で核・ミサイル計画を放棄するとコミットし、これに向けた具体的行動を示すよう働きかけることが重要」と述べた。

 また、改めて「日米、日米韓の間でしっかりと情報共有しながら、対北朝鮮政策について綿密にすり合わせを行っていくことが大事だと思っている」と述べた。

 一方、ロシアのプーチン大統領が年次教書演説で日本のイージス・アショアを無力化するといったことについて「ロシアは米国のミサイル防衛システムの欧州及びアジア太平洋地域への配備に反対し、ミサイル防衛システムを突破できる核戦力を追及していく旨表明している。わが国が整備を進めているBMDシステムは北朝鮮が核・ミサイル開発を進める中、弾道ミサイル攻撃に対して、わが国国民の生命・財産を守るために必要な純粋に防御的なシステムであり、わが国が主体的に運用するもので、周辺諸国に脅威を与えるものではない」と強調。その旨を今後も説明していく考えを示した。(編集担当:森高龍二)