独・ポルシェAGのモータースポーツ部門が、ジュネーブモーターショーで、最新モデルとして発表したポルシェ「911GT3 RS」。モータースポーツに参加するための特別なシャシーを採用し、最高出力383 kW(520ps)の4リッター水平対向6気筒の自然吸気エンジンを搭載したモデルである。
そのピュアスポーツの日本における販売価格が決まった。ポルシェ・ジャパンが販売するその価格は、2692.0万円だ。3月28日より日本全国のポルシェ正規販売店にて予約・受注を開始した。ハンドル位置は左のみの設定だ。
この新型ハイパフォーマンススポーツは、911GT3をベースとして、改良を施したモデルで、四輪操舵のリアアクスル・ステアリングを含むすべての走行システムのセットアップと、チューンアップしたエンジンを組み合わせた。911GT3 RSの0-100 km/h加速は3.2秒で、最高速度は312 km/hと発表されている。
新型911 GT3 RSが搭載する4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンは、先代モデルや911 GT3のエンジンよりも最高出力が15 kW(20ps)アップした。最高9000rpmに達する高回転域までスムーズに回るエンジンは、純粋なスポーツエンジンとして理想的なスペックを持つパワーユニット。トランスミッションは、特別にチューニングされた2ペダルの7速PDKと組み合わせる。
ポルシェのモータースポーツテクノロジーにより、新型のシャシーは最高のドライビングダイナミクスを発揮する。フロントの20インチ軽量ホイールと新開発の265/35 R20スポーツタイヤは俊敏性とステアリング応答性を高め、リアの21インチホイールと325/30 R21タイヤはトラクションを向上させる。(編集担当:吉田恒)