ポルシェ・ジャパン、2018シーズンのモータースポーツスケジュール発表

2018年02月25日 13:45

Porsche Japan MS 2018

2017年シーズン「ポルシェカレラカップ・ジャパン」エキジビションレースの模様

 ポルシェ・ジャパンは、2018シーズンのモータースポーツプログラムとしてポルシェカレラカップ・ジャパン(PCCJ)およびポルシェGT3カップチャレンジ・ジャパン(GT3CC)の開催概要を発表した。

 2001年のシリーズ初開催以来、現在国内において正規インポーターやメーカーが主催しているワンメイクレースシリーズのなかで最も長く継続開催されているPCCJは18年目のシーズンを迎える。

 今シーズンのPCCJにおける大きなハイライトは、新たに導入されるタイプ991第2世代の車両である「ニュー911 GT3カップ」だろう。

 究極のワンメイクのレースカーとして使用される911 GT3 カップのリアに搭載される水平対向6気筒エンジンは、4リッターとなり最高出力485psを発生。さらにダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)の採用で、効率性も大幅に向上するなど、大きな進化を遂げている。

 PCCJは厳格なレギュレーションのもと、完全なイコールコンディションで競われるレースで、プロを目指す若手ドライバーの登竜門としても知られる。これまで、数多くのPCCJ参戦・経験者が、スーパーGTなどのカテゴリーへ進んでいる。

 今シリーズ日程は4月7日、8日に開催する岡山国際サーキットの開幕戦のほか、富士スピードウェイで3イベント、鈴鹿サーキットで2イベントを開催。国内レース最大の観客動員数を誇るSUPER GT開催日の同時開催を中心に、ポルシェ カレラカップ アジアが併催される「ザ・ワンメイクレース祭り」、シリーズクライマックスとなるモータースポーツの世界最高峰ステージ、F1日本GPでの最終戦まで、PCCJオフィシャルテストを含む7イベント11レースを予定する。

 ポルシェGT3カップチャレンジ・ジャパン(GT3CC)は、ポルシェモータースポーツ公認レースのひとつで、現在は世界10カ国で実施しているGT3カップチャレンジの日本国内シリーズである。

 4月22日の岡山国際サーキットにて開幕を迎えるポルシェGT3CCシリーズは、全5大会9レースを開催。今シーズンのGT3CCはスーパーフォーミュラ、鈴鹿10時間耐久などバラエティに富んだイベントのサポートレースとして開催する予定だ。(編集担当:吉田恒)