安倍晋三総理は14日、金ユン(キム・ユン)氏会長ら日韓経済協会一行の表敬を受け、今回で50回を数える日韓経済人会議(15日、16日で開催)について「日韓関係が良いときも悪いときも、この会議が継続されてきたおかげで、現在の日韓の緊密な経済関係がある。経済界の皆様の御努力に感謝申し上げたい」と50回を迎えたことに祝意と感謝を述べた。
そのうえで、安倍総理は「本年は日韓パートナーシップ宣言20周年にあたり、韓国の大統領としては7年ぶりに来日された文在寅(ムン・ジェイン)大統領と大変良い会談ができたと思う」と述べ「先日の会談でも文大統領との間で未来志向の日韓関係を構築していくことを確認した」と引き続き未来志向で日韓関係を構築していく考えを伝えた。
安倍総理は「多様な交流が更に緊密になることを期待している。経済関係のより一層の緊密化のため、経済界の皆様にも今後とも御協力をお願いしたい」とあいさつした。
一方、韓国・聯合ニュースは日韓経済協会一行の表敬訪問時に安倍総理が「アンニョンハシムニカ(こんにちは)」と韓国語であいさつしたことを伝え「韓国語であいさつするのは異例」と報じた。韓国との距離感を一層縮める安倍総理の思いがあったとみられる。
日韓経済人会議は日韓両国の経済人ら約300人が会し、経済協力の具体策など、意見交換をする。(編集担当:森高龍二)