北海道で震度6強地震、1分後に官邸対策室設置

2018年09月06日 16:26

 北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源とする最大震度6強の地震が6日午前3時8分ころに発生。菅義偉官房長官は1分後の3時9分に官邸危機管理センターに官邸対策室を設置、対応を始めたとし、「(6時39分現在)これまでに厚真町で6軒以上の家屋倒壊、4件の土砂崩れの発生が確認されている。安否不明、建物倒壊、土砂崩れに関する約810件の110番通報、多数の119番通報が寄せられている」と発表した。

 また原子力施設について「これまでのところ、異常情報は入っていない。北海道電力泊原発については停電により外部電源の供給が止まっているが、発災前から運転停止中であり、非常用発電機により1週間は電源供給に問題ないという報告を受けている」と述べた。

 また「札幌市をはじめ北海道全域で停電が発生している。政府は午前3時9分に官邸危機管理センターに官邸対策室を設置。関係省庁局長級による緊急参集チームを招集し、被害状況の把握を進めている。また午前6時に北海道知事から災害派遣要請があり自衛隊部隊が順次出動している」旨を発表した。

 菅官房長官は「人命第一の方針で救命・救助活動等に全力で当たっている。揺れが大きかった地域の皆さんは自治体などの避難情報のほか、テレビ、ラジオの情報に注意しつつ、お互いに助け合い、行動していただくようお願いしたい」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)