日本労働組合総連合会(連合)が今年4月以降に初めて就職する人のうち就職先が決まっている17歳から29歳までの新卒者や既卒3年以内の男女1000人を対象に行った2012年新規就職者意識調査で就職活動により学業に支障が出た人が46.4%に上ったことが分かった。
また、就職活動により学費や生活費のためのアルバイトに支障が出たという人も53.9%に上った。新卒者では特に65.3%の人は支障が出たと回答。連合では「就職活動にあたり学業への支障が懸念されているが、学費や生活費が必要なのに就職活動でアルバイトができないといった生活面への影響も今回の調査で明らかになった」と分析している。
調査は昨年11月29日から12月7日までの9日間で実施された。それによると、就職活動が苦しかったと答えた人は50.7%と過半数になり、特に新卒大学生では57.6%が苦しかったと回答していた。
また就職活動を開始した時期は2010年10月から12月が最も多く19.9%、特に新卒者では36.5%がこの時期から活動を始めていた。
また、就職活動を終えた時期では2011年10月以降が最も多く30.4%、新卒者では2011年7月から9月が35.2%で最も多かった。(編集担当:福角忠夫)