制裁解除は北朝鮮がしっかり行動とった上で検討

2019年01月27日 08:40

 河野太郎外務大臣は25日の記者会見で北朝鮮の非核化問題とこれに関連する制裁解除について「すべての大量破壊兵器、あらゆる射程のミサイルのCVIDが必要であるという認識を日米で完全に共有している」とした。

 そのうえで「非核化のプロセスはいきなり全部同時にやるというのは物理的にも不可能だろうから様々なプロセスはあると思うが、制裁の解除についてはしっかりとした行動を北朝鮮がとった上で検討するということを日米で考え方を共有しているし、国際社会も全く同じというふうに考えている」と述べた。

 また2月末に開催されると見込まれる「米朝首脳会談」については「現実にどのように進むか推移を見守りたいというのが現時点での考えだ」とした。

 また徴用工問題やレーダー照射問題などで日韓関係が悪化している中で、日米韓3か国の枠組みでの北朝鮮対応について、河野外務大臣は「韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官との会談で北朝鮮問題について、日米韓でしっかり連携していく必要があるというところの認識は一致した」とし「必要に応じ日米韓についても外相会談を行っていくことになろうかと思う」と3か国連携し対応していく考えで認識を共有できている旨述べた。(編集担当:森高龍二)