教育勅語「憲法・教基法制定時に失効」と文科相

2019年09月13日 06:27

 萩生田光一文部科学大臣は大臣就任の記者会見で、「教育勅語」について記者団に認識を問われ「日本国憲法および教育基本法の制定を持って法制上の効力は喪失している」と述べた。

 そして教育勅語の内容について「政府としてコメントするのは差し控えたい」とコメントを避けた。

 個人の考えについては「すでに効力を失った文書だ。ただ、現代文に直したときに、親孝行だとか、友達を大切にするとか、教育勅語を離れて、日々の暮らしの中で、ひとつ参考になることもあるなと、思っている」と述べた。

 萩生田氏については衆議院議員会館の事務所に「教育勅語」の掛け軸が掛かっていた、と前川喜平元文部科学事務次官がツイッターで指摘し、萩生田氏が文科行政トップに就くことに危惧を表明していた。

 一方、歴史認識に関連して学校での教科書の内容についての感想を聞かれ「正しい記述で行われていると思っている。検定制度で選ばれたものだけが教科書になるわけで、検定そのものは独立した皆さんがされるわけであり、政治的な介入はまったくない。検定制度で選ばれた教科書について文科大臣がものをいうのは不適切と思う」と述べた。(編集担当:森高龍二)