未来志向で意思疎通を確認 日韓外相会談

2019年09月29日 08:37

 茂木敏充外務大臣は記者会見し、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との会談で「未来志向で外相レベルを含め意思疎通をしっかりしていくことを確認した」と語った。

 茂木外相は日韓外相会談では「未来志向の日韓関係を築いていくことの重要性を共有して、また当面している日韓間の課題について互いの立場というのを改めて述べた」と双方が双方の立場を主張するレベルにとどまったことを示した。
 
 そのうえで「北朝鮮問題等あるわけであり、日韓連携の重要性を確認すると同時に、こういった課題の解決のためにも外相レベルも含め意思疎通はしっかりしていこうと確認した」とした。

 また茂木外相は「韓国の大法院判決により、1960年以降築いてきた日韓基本条約、請求権協定を基礎として築いてきた日韓の友好関係が覆される状態が起こっているので、韓国が国際法に違反をするという状態を早期に是正してほしい。そのためにどうするかということがいちばん大きな問題だと思っている」と述べた。韓国は韓国大法院(最高裁)の判断を尊重する姿勢を変えていない。(編集担当:森高龍二)