立憲民主党は党のチャンネルで20日召集される通常国会の争点に「桜を見る会」「カジノ汚職」「自衛隊の中東派遣」を挙げ、この問題を本格追及すると17日発信した。
総理が公費で催す「桜を見る会」に対しては「私たちの税金で総理自らが公的行事を私物化し有権者を買収していた疑惑。疑惑を隠すために名簿を破棄したと言い張ったり、管理基準を意図的に変更したりするなど公文書管理の問題も発生。安倍総理は一度も衆議院で答弁に立って説明していない」とし「野党は説明から逃げ回る安倍総理への追及を強める」と徹底追及への姿勢を明確にしている。
カジノ汚職に関しては「カジノ誘致をめぐる汚職問題はどこまで広がるのか、金と利権にまみれた構図があきらかになった」とし「カジノはいったん白紙にし、カジノが必要というならもう一度審議をやり直すべき」とアピール。「野党は共同で20日に『カジノ実施法廃止法案』を提出する。日本にカジノが必要なのか、地域活性化につながるのか追及していく」とした。
自衛隊の中東派遣については「政府が派遣を閣議決定、その後、アメリカとイランの間で緊張感が増し、中東情勢は不安定な状況になった。紛争地帯の中に調査研究を理由に自衛隊を派遣する。自衛隊員の安全は守られるのか、日本の中立性は、(政府からの)明確な説明がない。野党は派遣を容認できない」と述べ「閣議決定の撤回を求めていく」とした。
また立憲民主党を含む野党の代表質問は22日から3日間の予定で調整中と代表質問を含め、通常国会の議論に関心を持ってもらうよう呼びかけている。(編集担当:森高龍二)