忖度続く!「桜」で推薦部局の一部加工し、隠す

2020年01月15日 06:33

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で、内閣府が「桜を見る会」の推薦者名簿を昨年11月、国会に提出する際、推薦部局名の一部を隠す加工があったことを認めた。

 参院予算委員会理事懇談会に提出の際、内閣府は「内閣官房内閣総務官室」の部局名の記載を消去していた。20日召集の通常国会で野党が追及する。また官僚が国民を見ず、官邸を見て「忖度行政」しているのではとの批判が強まりそう。

 菅官房長官は「きわめて不適切な対応で、このような行為を厳に慎むよう内閣府に対し徹底した」と述べた。

 また菅官房長官はこれまで「廃棄した」と説明してきた「招待者名簿」の存否についても精査し、調査していると明らかにした。

 招待者名簿を巡っては2013年度~17年度について、行政ファイル管理簿に記載していないこともわかり、菅官房長官は10日の会見で、公文書管理法違反にあたることを認めた。再発防止には担当者並びに管理責任者に対し厳正な処分と再発防止策の徹底が求められている。菅官房長官は「内閣府において関係者に対し厳正に対処すると思っている」とした。(編集担当:森高龍二)