説得力ある反論ないなら総辞職に値する 枝野氏

2020年02月20日 06:56

 桜を見る会前夜祭をめぐり安倍晋三総理が国会や記者会見で虚偽説明をしていた疑惑が高まっており、立憲民主党の枝野幸男代表は「説得力のある反論がないなら、総辞職に値する」と発信。19日の衆院予算委員会では国民民主党の山井和則議員が前夜祭会場となったホテル側説明と安倍総理答弁に食い違いがあることを改めて追及。

菅義偉官房長官は「17日に総理が答弁した通り」などとして詳細には触れず、総理はじめ政府側から客観的資料を示しての信頼性のある説明がなされない状態が続いている。

 資料提示が全くできず、野党側の追及に口頭で反論するのみでは総理、政府側への不信が高まるばかり。この日も資料も示さず、菅官房長官は「おととい(17日の総理)の答弁は、ホテル側に確認をとったうえで答弁したもの」と強調するのみだった。

 立憲民主党の蓮舫副代表は「安倍後援会が意図的に収支報告しなかった場合、政治資金規正法違反で、虚偽記載の罰則は3年以下の禁錮又は50万円の罰金。罰金刑に課せられると公民権停止、被選挙権を失う罪」とツイッターで指摘した。

そのうえで、安倍総理答弁と食い違う回答をしたホテル側に反発し安倍総理支持系とみられる保守議員からホテルを使わないと圧力に似た反応が出ていることに対して「匿名で自身が『ホテルを使わない』宣言のレベルより、総裁の違法行為を指摘するのが国会議員です」と非難した。

ネット上では「なぜ、総理が出てきて反論しない」「安倍の言う通り宴会場入口で800人一人一人から5000円徴収して領収書渡していたらどれくらい時間かかるんだろう。1人1分とすれば13時間。30秒でもその半分。そんなことは可能か。ホテル側の言う通り主催者からまとめてもらったんだろう。安倍辞任」「宴会場で金を払っている間に宴会が終わってしまう」など安倍総理への不信や怒りの声が増えてきている。(編集担当:森高龍二)