トヨタ、中核SUVの新型ハリアー発売、ガソリンターボのFF車は299.0万円から

2020年06月21日 10:08

Toyota Harrier

遂に発売となった新型ハリアー、ガソリンターボのFF車が299.0万円から423.0万円、4WD車が20万円のアップ。2.5リッターハイブリッド(THSⅡ)のFF車が358.0万円から482.0万円で、E-Four仕様が22万円のアップ

 トヨタは新型ハリアーを、6月17日より全国のトヨタ車両販売店を通じて発売した。すでに機能・詳細などについては、4月半ばに先行公開しており、今回はガソリン車およびハイブリッド車の価格が分かった。

 価格は2リッターガソリンターボ搭載のFF車が299.0万円から423.0万円、4WD車がそれぞれグレード毎に20万円のアップとなる。2.5リッターハイブリッド(THSⅡ)車もFF車が358.0万円から482.0万円で、電気式4WDのE-Four仕様が22万円のアップというラインアップだ。

 そのパワーユニットのポテンシャルは、2リッター4気筒直噴ガソリンで出力171ps/6600rom、トルク21.1kg,m/4400rpm。2.5リッターエンジンのリダクション付きハイブリッドは、システム統合出力218?222psを発揮する。

 また、新型ハリアー発売に際しトヨタは、オンラインでの取り組みを推進。オンライン商談では、専用のHPを立ち上げて、自宅にいながら、指定した販売店の詳細な見積りシミュレーションや営業スタッフとのメッセージ交換を可能で、Web上での商談が可能となった。

 また、任意保険、定期メンテナンス、自動車税、故障修理、登録諸費用・税金、車検費用等の諸経費がパッケージ化された月額定額愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE」は、見積りから申込み、契約までのすべてをWeb上で完結することも可能。新型ハリアーの7年プラン・ボーナス併用払いなしの場合、月額5万4010円(税込)から利用可能だ。

 今回の新型は、クルマの骨格にTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用。ボディの高剛性化・低重心化を図り、ドライバーの感性を重視した乗り心地と走りの両立を追求した。

 ボディサイズは全長×全幅×全高4740×1855×1660mm、ホイールベースは2690mmで先代比、僅かに長く・広く、低い。ホイールベースも30mm長い。車両重量はガソリンのFF車1680kgからハイブリッドE-Fourの1770kgだ。

 サスペンションは、前マクファーソンストラット式、後ダブルウィッシュボーン式を採用。バランスの取れた高剛性ボディの前後のサスペンションジオメトリを最適化。徹底的な走り込みとチューニングを重ね、重厚感としなやかさを併せ持つ「乗り味」を追求した。極微低速域でもスムーズなストロークの動きを確保したダンパーを採用し、接地感あるフラットな乗り心地を実現したのも大きな特徴といえる。

 ブレーキを統合制御することによりコーナリング中のアンダーステアを抑制するアクティブコーナリングアシストを搭載。切り始めのレスポンスが良く、軽快な操舵感を持つ電動パワーステアリングと相まって、意のままに車両をコントロールする心地よさを実現した。

 TNGAによって一新した最新のダイナミックフォースエンジンと最新のDirect Shift-CVTを搭載。進化し続けるハイブリッドシステム(THSⅡ)とともに、ダイレクト感ある走りと優れた燃費性能を追求した。ハイブリッド仕様にも2WDモデルを設定し選択肢を拡張している。(編集担当:吉田恒)