憲法規定による国会召集要求へ 立憲など4党

2020年08月02日 08:52

 立憲民主、国民民主、日本共産、社民の4党は憲法53条の規定に基づき、31日、衆院議長に対し、臨時国会の召集を求めることで合意した。

 立憲など4党の代表、幹事長らと社会保障の野田佳彦前総理が30日会談し、新型コロナの拡大、豪雨被害への対応、GoToトラベル問題など国会で審議すべき課題が山積しているとの認識を確認し、臨時国会召集を要求することを決めた。

 立憲の枝野幸男代表は「臨時国会召集に応じないなら、憲法を無視する政権と言わざるを得ない」と要求に応じて、国会で国民に説明するべきだと強く求めた。また国民民主の玉木雄一郎代表は「全国の移動を促すGoToキャンペーンや夏休みで8月が感染爆発月間になる可能性がある」とし、コロナ対策に必要な緊急立法措置の必要性などを呼び掛けた。日本共産の志位和夫委員長は「国民の命が危ないときに国会が休んでいては存在意義がない」と早期に国会を開くべきとした。(編集担当:森高龍二)