菅義偉総理は１３日、新型コロナウイルス感染症の感染が増加しているのを受け「新規陽性者数の増加傾向が顕著になってきている」とし「自治体とも緊密に連携しながら最大限の警戒感を持って、自治体の感染状況に応じた対策をしっかり実施するよう指示した」と語った。
新型コロナウイルス感染症の新規感染者は北海道はじめ東京、大阪、愛知を中心とした圏域で特に顕著になっている。
菅総理は「緊急事態宣言やＧｏＴｏキャンペーンの見直しについては専門家も現時点においてそのような状況にはないという認識を示していることは承知している」と推移を見守っていく姿勢を示した。
また「政府として感染が拡大している地域において、大規模集中的な検査やクラスター対策の専門家の派遣、保健師の広域的な派遣調整など、自治体の感染拡大防止に向けた取り組みをしっかり支援しているところだ」とした。
そのうえで、菅総理は「国民の皆様におかれては新型コロナウイルス分科会が提言した飲酒を伴う懇親会やマスクを外しての会話など感染リスクが高まる５つの場面を踏まえていただいて、基本的な感染防止対策に努めていただきたい」と協力を呼び掛けた。（編集担当：森高龍二）
