日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会(COTY)が主催する「日本カー・オブ・ザ・イヤー2020〜2021」の最終選考結果が発表され、新型SUBARU「レヴォーグ」が日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
本年度は新型コロナウイルスの影響で、一時はイヤーカーの選出自体、危ぶまれていたが、イベントの開催方法、開催場所、開催概要などを見直し、実施へと至った。SUBARU車の受賞は2016年の「インプレッサSPORT/G4」以来4年ぶり3度目だ。
新型「レヴォーグ」は、SUBARUが脈々と受け継ぐ「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承。そのうえで、SUBARUの最新技術を結集し、「先進安全」「スポーティ」「ワゴン価値」の3つを革新的に進化させたハイパフォーマンスワゴンだ。
COTYによるとレヴォーグの授賞理由は、「SUBARU Global Platform/グローバルプラットフォーム」とフルインナーフレーム構造の組み合わせが、操縦性と快適性を高次元で両立させていることだという。
加えて、日常域での扱いやすさを重視した新開発1.8リッター水平対向DOHC直噴ターボエンジンのリーン燃焼という新しい技術トライとユーザー目線の開発姿勢が支持を集めたという。
インテリアも大型センターインフォメーションディスプレイや、フル液晶メーターで構成された先進的なデジタルコクピットを採用するなど大きく進化し、2020年代のベンチマークにふさわしい仕上がり。3D 高精度地図データと、GPS や準天頂衛星「みちびき」などの情報を活用した高度運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を設定しながら、装着車で317 万円(税抜)からというコストパフォーマンスの高さも評価した。
SUBARUによれば、新型「レヴォーグ」の受注台数は、月販目標の2200台に対し、12月6日までに1万2594台に達している。なかでも高度運転支援システム「アイサイトX」搭載グレード構成比が受注台数全体の94%と、多くのユーザーに新型「レヴォーグ」の先進性が支持されているとしている。
SUBARU代表取締役社長の中村知美氏は今回の受賞に、「皆さまからご評価を頂き、この度『レヴォーグ』が栄誉ある賞を頂戴致しました。大変光栄です。お客様をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様からの御支援に感謝致しますと共に、これからも『安心と愉しさ』のクルマ作りを加速させてまいります」と述べたという。
2020-2021年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、2019年11月1日から2020年10月31日までに日本国内において発表された乗用車で、60名を上限とした選考委員の投票によって決定した。(編集担当:吉田恒)