共同通信は立憲民主党の枝野幸男代表が「共産との連立政権は考えられない」と明言したと1日、報じたが、枝野氏は6月の連合中央執行委員会に出席した際、記者団の問いに、次期衆院選でめざす政権構想を問われ「理念が違っている部分があるので、(共産党と)連立政権は組まない」と明言している。政策共有できるところを、閣外協力を得て実現していく考えを述べたに過ぎない。
枝野氏は8月31日の記者会見で「それぞれの党の立場、違いを前提としつつ、できることを最大限やって、今のひど過ぎる政権、自公政権を倒そうという思いは一緒だと思っている」と連携できるところで連携していく考えを強調した。
この視点は日本共産党の志位和夫委員長も共有している。志位氏は2日「一致点で結束し、不一致点はもちこまない。対等平等、相互尊重の姿勢を貫く」とツイッターでこれまでの姿勢を改めて鮮明にしたうえで「野党は、本気の共闘の態勢をすみやかにつくり、政権交代、新しい政権の実現を!」とまず自公政権からの政権交代実現が国民のために重要との考えを発信している。(編集担当:森高龍二)