日本共産党の穀田恵二国会対策委員長は1日の記者会見で、政府与党が憲法に基づいて野党が正式に国会召集を求めたものを「臨時国会は開かない」としていることに「憲法違反だ」と強く抗議。「今の国民の窮状、とりわけ医療体制のひっ迫や営業や暮らしの困難、それが全く眼中にないということの現れだ」と非難した。
穀田氏は「政府として、今の政治を機能させる気がない、ということ。まさに、この政権をかえるしかないと改めて思う」と政権交代を実現させることが問題解決の方法だとする考えを強調した。
穀田氏は「菅さんや自民党の政権を担っていただけば、命が失われていく」と危惧した。そして「命を守るために、政権交代が必要だ」と断じた。
この日持たれた立憲、共産など野党各党の国会対策委員長らは憲法に基づく国会召集要請に応じられないとした政府与党に対し、抗議の意思を表明し、声明を出すことを決めた。