新型コロナ感染鎮静化でも、まだまだ続くマスク生活。マスクの肌荒れ、美肌対策は大丈夫?

2021年11月21日 09:38

画・花粉飛散数は例年並み早めの対策を

これからはインフルエンザの流行シーズン。引き続き、手洗いうがいの励行とマスクの着用をしっかりと心がけたいものだ

 緊急事態宣言や時短要請も解除され、酒類の提供等もようやく再開された。人出が増えることで心配された感染再拡大も、現在のところ大きな兆候は見られない。ワクチン接種も順調に進んでおり、重症患者の数も減少している。コロナ禍で迎える二回目の冬を前に、町は少しずつ活気を取り戻しつつある。新型コロナ関連の報道も以前よりずいぶん少なくなった。でも、新型コロナウイルスが撲滅されたわけではない。油断すればまた感染が広がり、年末年始にかけて第6波を引き起こしかねない状況であることは忘れてはならない。しかも、これからはインフルエンザの流行シーズン。引き続き、手洗いうがいの励行とマスクの着用をしっかりと心がけたいものだ。

 とはいえ、空気が乾燥する冬は、とくに肌の弱い人や女性にとっては辛い季節。新型コロナやインフルエンザの感染対策を取りつつ、美肌を保つのは至難の業だ。

 そんなマスク生活中の美肌対策としては、まずは自分に合ったマスクを選ぶことが重要となる。不織布のマスクを使っている人は多いと思うが、毎日使うものだけに出費も馬鹿にならない。感染防止効果の違いが目に見えて分かるようなものでもないから、ついつい値段で選んでしまうという人も多いのではないだろうか。でも、その節約が肌トラブルの引き金になっている場合もある。

 例えば、ユニ・チャーム株式会社が販売している「超快適マスク 敏感肌ごこち」は、不織布に極細繊維を使用することで、肌への刺激を同社製品の約半分に抑えることに成功している。ウイルス飛沫を99%遮断するそうなので、機能的にも優秀。同じ不織布マスクでも箱売りのものに比べると少し割高にはなるものの、一度試してみる価値はあるのではないだろうか。また、どうしても不織布マスクが肌に合わないのであれば、シルク製のマスクも選択肢だ。

 しかし、自分に合ったマスクが見つかっても、それだけでは完全ではない。マスク内に湿気がこもると雑菌が繁殖し、マスク荒れや肌トラブルの原因になってしまうからだ。マスク荒れから肌を守り、美肌を保つためには、たとえ通気性の良いマスクであっても、こまめにマスクの中の汗を拭くことが必要だ。そして、日々の肌ケアにも気をつけたい。

 美容に関心の高い人の間で、新型コロナウイルスの流行とともに爆発的に注目されるようになったのが蜂蜜コスメ、中でも抗菌力の高いマヌカ蜂蜜だ。マヌカ蜂蜜とは、自然豊かなニュージーランドだけに自生する「復活の木」と言われるマヌカの花から採れた蜂蜜だ。普通の蜂蜜と比べても高い抗菌力をもつことで、日本でもコロナの流行とともに大きな注目を浴びているが、古くから食用としてはもちろん、傷口の消毒や火傷の治療などにも用いられていたものだ。

 日本では山田養蜂場が、同社が提携するニュージーランドの養蜂家がひとつひとつ手作業で採取したマヌカ蜂蜜を加熱処理せずにそのまま配合した生マヌカ蜂蜜配合コスメ「Manuka Honey」(マヌカハニー)シリーズを展開し、他社の同様製品とは一線を画す人気を得ているようだ。山田養蜂場のManuka Honeyは、生マヌカ蜂蜜の他、生マヌカのチカラを引き出し、肌バリアや保湿に役立つ機能性天然成分マヌカオイルや、エイジングケアや保湿にはたらくローヤルゼリーエキス、肌荒れを防ぐ月桃葉エキスなど5つの和洋ハーブを厳選配合しており、美肌を徹底的にサポートしている。美容ライターやインフルエンサーなどからも好評を博し、SNSやクチコミサイトでも次々と取り上げられたことで人気が高まり、

 シリーズ累計販売個数10万個を突破。しかも、これまでは同社の通販サイトや直営店のみで限定的に販売されていたが、人気に応えて11月2日からロフトや東急ハンズなど全国の主要バラエティショップでも順次販売されることになったという。

 感染状況が落ち着いていても、まだしばらくはマスク生活が続くことになるだろう。マスク荒れや肌トラブルでストレスを抱えてしまわないよう、自分に合ったマスク対策と肌ケアを心がけたいものだ。(編集担当:今井慎太郎)