立憲民主党は2日、衆参両院議員総会を開き、両院議員総会長に阿部知子衆議院議員を選出。総会長に選出された阿部氏は「衆参140名の総力を挙げ、今の政治をただす、国民の幸せのために皆さんの力をお借りしてまとめて参りたい」とあいさつした。野党としては国民のための「政策提案」力向上とともに「国民目線で憲法に沿った行政執行がなされているか、チェック機能」の質的向上、強化が期待されている。
泉健太代表は「政策立案をしっかり行い、政治や行政の不正をただす。この姿勢を明確に持って、皆様とともに歩ませていただきたい」と党の姿勢を改めて語った。
泉代表は「総選挙を経て衆院の皆さまは新たに議席を頂戴した。有権者の皆さまの付託の重みを皆で噛み締めたい。参院の皆さまは大所高所、参院の立場から、全国を見渡した時の、立憲民主党の役割を担っていただいている」と語った。
逢坂誠二代表代行は「私の役割は幹事長、国対委員長、政調会長をはじめとする党内のさまざまな役職の皆さんが、精一杯仕事ができるように環境整備をしていくこと。その環境整備を通し、泉体制をがっちりと支えていきたい」と語った。
西村智奈美幹事長は「泉代表をしっかり支え、(国民の)皆さまがこの国に生まれて本当に良かったと思っていただけるような政治を、私たち自身の手で実行していくために頑張ります」と決意を示した。
大西健介選対委員長は「どんなに良い政策があっても、どんなに良い人材がいても、選挙に勝たなければ、政策を実現し、活躍していただくことはできません。選挙に勝てる体制をしっかりとつくっていきたい」と述べた。
小川淳也国対委員長は「コロナ対策、変異株対応、野党の立場からも急がれると認識している。大型補正予算の内容が適切なのか、しっかり検証が必要。さらに参院選まであと半年。各地域をお邪魔し、多くの党員やパートナーズの声をしっかりとお聞きし、血の通った、体温を感じる政策にまとめ上げたい」とした。
馬淵澄夫国対委員長は過去の国対経験を踏まえ「国会論戦が議員の一番の仕事だということを教えていただいた。先輩方の国会運営をしっかりと見ながら務めさせていただきたい」と決意を述べた。(編集担当:森高龍二)