立憲民主党の泉健太代表は1日、役員人事の骨格を示し、党幹事長に元厚生労働副大臣の西村智奈美衆院議員を抜擢するとした。
また代表代行に逢坂誠二衆院議員、政調会長に小川淳也衆院議員の起用を決めた。国対委員長には馬淵澄夫衆院議員、選対委員長には大西健介衆院議員を充てた。
泉代表は2日の衆参両院議員総会でこの人事の承認を得たい考えを1日、明らかにした。泉代表は11月30日に党代表に選出された際、今回の党代表選挙をともに戦い、論戦を交わしてきた西村、小川、逢坂氏を党執行部の主要ポストで起用し、挙党体制で党再興を図る考えを示していた。
泉代表は西村氏の幹事長起用について「党代表選公約として掲げていたのが、党中枢、執行役員において男女同数を目指すということだった。代表・幹事長のパートナーとして、有能であり、党のジェンダー政策を牽引してきた西村さんに是非とも党再生に取り組んでいただきたいということで了承いただいた」と語った。
西村氏は「非常に重要な時期に大変重い職責を命じられ、身の引き締まる思い」と語り「泉代表をしっかり支え、立憲民主党が国民のための政治を行う政党とお示しできるよう全力で取り組んでいきたい」と語った。
逢坂氏の代表代行起用に関しては「立憲民主党の理念、考え方を全国の皆さまにも発信していただく役割を担っていただきたい」と期待。小川氏の政調会長起用には「党の政策を国民に熱を持って伝える重要な役割」を担ってもらえると期待。
馬淵氏の国対委員長起用には「来週から臨時国会がスタートする。国会経験が豊富で、重量感、安定感もあり、他政党との交渉、協議にふさわしい人物」と評した。選対委員長の大西氏起用には「選挙のノウハウも全国の仲間に伝えていくという意味で任命させていただいた」と期待した。(編集担当:森高龍二)