CLP 番組制作・配信「当面休止」

2022年01月12日 06:30

 立憲民主党からの支援を受けていた問題で、Choose Life Project(CLP)の佐野洋共同代表は9日、「CLPとして本件問題点を総括することを目的に、外部の専門家(弁護士や研究者など)に報告書の作成を依頼することにした」と発表した。

 詳細については「決まり次第、随時、ホームページやSNSで報告する」としており「番組制作・配信については当面の間、休止する」という。

 この問題を巡ってはエッセイストの小島慶子さんや東京新聞記者の望月衣塑子さんらCLPの番組出演者らが「特定政党から番組制作に関する資金提供を受けていたことは報道倫理に反する」として抗議し、説明責任を果たすよう5日求めていた。

 佐野氏は6日には資金提供を受けていたことを認めたうえで「この件についての説明責任を果たした後、速やかにCLP共同代表を辞任する」と表明。

 一方「資金提供期間に特定政党を利するための番組作りはしていません。立憲民主党からCLPや番組内容への要求・介入はありませんでした」と番組制作への関与はなかった、としていた。今回、外務専門家による検証と報告で客観性のある報告をするとしたもの。

 また佐野氏は「今後のCLPの継続・解散について、サポーターの皆さまのご意見を拝聴しつつメンバー内で協議を続けており、報告書の結果を受けて最終判断することをご了承ください」としている。(編集担当:森高龍二)