岸田文雄総理は１１日、新型コロナウイルス感染症に関する全国知事会と国との意見交換会で「オミクロン株の特性を踏まえて、メリハリのついた対策を進めていく必要がある」として、「重症化率は低いとされるオミクロン株だが、高齢者に感染が拡がると重症者が発生する割合が高くなるおそれがあるとのことだ。高齢者を対象とするブースター接種（ワクチン効果を高め、持続させるための接種）のペースアップを強く要請する」など３点について、協力を求めた。
また岸田総理は地域医療体制の見える化の強化や「今後、更なる感染者数の増加があれば、保健所や自治体業務のひっ迫が見込まれる。各知事や医療関係者との連携の下、保健所だけに頼らない重層的なネットワーク作りを早急に進めたい」と述べた。
１１日の新規感染者数は６３９７人と前週の同曜日に比べ５１３２人増加している。現在の感染者数は４万５５１６人。前日より５４５７人増えた。１１日の死者は２人。コロナ感染者の累計は１７７万９７４７人、死者数は１万８４０６人に上っている。（編集担当：森高龍二）
